ピラティス HENCA
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高揚感と興奮と
2022.05.23

Red Bull 400 大倉山ジャンプ競技場 2022・5・22に出場してきました。

 

初出場でもあり、メンバーの仕事や家族のためにも「怪我のないように完走を」をチーム目標にして出場

 

レースにエントリーした時から、既に体が疼き早くこの日が来るのを楽しみにしていた。

 

前日も、爆睡し体調も万全。

 

天気も程よい最高のコンディションで当日を迎えた。

 

 

メンバーは高校時代の同級生2人と共通の友人1名と私の計4名、

私の夢に賛同してくれた仲間です。

 

会場の熱気や音響の大きさで、すでに心拍数も上がり気味で

 

早く動きたい!走りたい衝動を抑えるのに必死でした。

 

出場チームがそれぞれ整列し誘導されてそれぞれのスタート地点まで移動。

 

私はアンカーでしたので300メートルを階段で移動、ウォームアップとしてちょうどいい感じでスタート地点に到着!

 

※写真はスタート地点からの眺め

 

私の位置からは、第一走者のスタートは少し見えるが、第⒉第3走者の状況はつかめず、

第3走者が終盤20メートル位から姿が見えるので、

自分の仲間が来るのを来るのを待つドキドキ感を持ったまましばらく時間が過ぎた。

 

次々とアンカーの人にバトンが渡りゴールを目指していく中、私のチームは一向に現れず、まだかまだかと待っていた。

 

 

最後の走者らしき人が現れ、バトンが繋がりその人もゴールを目指して駆け上がっていった。

 

 

私は、1人ポツンと立ったまま・・・

 

 

えっ?

 

 

周囲の係りの人も仕事が終わったかのような動きになり、私は係りの方に

 

「すみません・・私のチームまだ来ていないのですが・・もういませんか?」と尋ね、

 

『エッ?』とした表情で他の下の係員に声をかけにいき

 

 

「来てます!!来てますよ!!」

 

 

第三走者の友人は足首に不安を抱えたまま出場してくれて、それが再燃したのかもしれない・・・

 

大丈夫か・・・

 

その時だ !

札幌の雄大な景色を独り占めした友人が必死に登ってきた

 

来た!!

 

私は滋養強壮剤のCMに負けないくらいの大きな声で友人の名前を叫んだ!!

 

『〇〇〇〜!!!」

 

彼も私を見て、「待ってろ!」と目で訴えてきた!!

 

雄大な景色をバックに必死に大倉山を1人で登っているように見える中年男性は、最高の被写体なのか、カメラマンも友人に張り付いて連写しまくっている。

 

 

※見えるだろうか?私たちの姿が?写真の一番上にポツンと

 

実況のMCもこの状況はなかなかないようで何度も私たちのチーム名「オッサンずBull」の名前を連呼して、鼓舞してくれている!

 

私はその状況を作ってくれている友人がとてもありがたく、

 

そして、苦しいがこの最高に笑える、このおいしい状況は二度とない!!

 

 

私はその友人に『 〇〇〇〜!!今、最高に目立ってるぞ〜 』笑

 

 

笑っていたのも束の間、やはり足首に異変があったようで急に動きが鈍くなり、

 

私は係りの人に「バトンもらいに下がってもいいか」と尋ね、状況を見た係員は「下がれるならいいですよ!」

 

私は友人にゆっくり近づいていくと、必死な形相で「セイゴー 来たぞ〜」

 

友人は沢山の従業員を抱える社長で、私のように体を動かすのを仕事としているわけでもない、いわば無理をして怪我をしようもんなら大変な立場なのに私の夢に付き合ってくれた最高の仲間だ。

 

私はそのことを思うと、胸がこみ上げ涙腺が緩みかけた

 

「〇〇〇!よく来てくれた!!」

 

私はスイッチが入った!

 

しっかりとバトンを握った!!

 

 

 

上を見れば誰もいない、ある意味「独壇場!」

 

係員からの声援も独り占め!この状況、あとは自分との戦い!

 

 

 

経験したことのない、負荷が一気にのしかかり、友人たちが繋いできてくれた思いが私を奮い立たせてくれた。

 

 

キツイ

 

 

玉置浩二さんの曲は  キ・ツ・イ

 

 

そんなことはどうでもいい!!

 

とにかく キツイ!!

 

まだか ゴールは・・・

 

上を見て予想よりはるかゴールが上だったら心が折れそうだった

 

先ずは一段、一段

 

何も考えずに、下の格子状の板を一つ一つ

 

その時

 

『残り 10です! 頑張って!!』

 

その声に、とても助けられた!!

 

もう少しだと思うとアドレナリンが今の5倍くらい出たであろう!!

 

声援てとてもありがたい!!

 

「ウォーッ」

 

思わず雄叫びをあげながら!!

 

 

ゴーーーーーーーーーーール!!!

 

 

 

頂上のゴール地点には、まだ動けない人が結構いて、係員の人たちが皆んな声をかけてくれた

 

 

先ずは呼吸が苦しい

 

心肺はそれなりに負荷をかけてトレーニングしてきたつもりだが、比じゃなかった・・

 

そして、1分後くらいにに両脚の痙攣

 

これは、少し動かないと危ないなと思い立ち上がった

 

マスクを受け取り着用して、通路を出ようとしたら

 

 

 

そこに

 

 

 

階段が・・・・

 

 

アドレナリンは枯渇していたので、瀕死の状態で出口まで 笑

 

 

そこで 今まで一度しか飲んだことのないRed Bullを係員から渡されて、すぐに口をつけた

 

 

 

未知の世界はレース後にもあった

 

 

一気にミトコンドリアまで染み渡るかのようなこの液体はなんだ!!

 

 

はい Red Bull です

 

 

 

 

ありがとう Red Bull

 

悔しいが 君には癖になりそうだよ

 

 

そして

 

ありがとう 最高の友

 

最高に格好良かったよ!

ありがとう!!

 

 

 

 

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